離乳食

【対策も有り】離乳食で野菜を食べない原因って?焦らずとも味覚の成長を見守ろう◎

こんにちは!栄養士のてばさきです。

この記事では離乳食の開始時期に誰もが気になる野菜などの特定の食材を食べない理由について解説していきます。

離乳食が始まってから色んな食材を与えてみているけど、もう好き嫌いがあるのか人参とか小松菜とかの野菜は全然食べないなぁ。まだ赤ちゃんなのに偏食なの?さすがに早くない???無理にあげても食べないし嫌がられるから用意するか迷う…でもこの先食べないとなると栄養面も心配だなぁ…一体どうするのが正解なの??

離乳食時期は赤ちゃんにとっても親御さんにとっても初めての挑戦ばかりで戸惑いも多いですよね。

赤ちゃんが食べない理由には味付けだったり興味であったり、様々な理由が混在しているのですが、もし特定の食材を食べなくて悩んでいる場合。今回であれば野菜が対象となりますが、そこには明確な理由があります。

野菜をどうしても今すぐ食べてほしい!という方には少々物足りない内容にはなるかもしれませんが、食べない食材とお子様をどのように向き合わせたらいいかわからない人への今後の道筋になると思いますので、是非ご参考にしていただけると嬉しいです。

1.離乳食で野菜を食べないのは当たり前!

まずは、前提条件でお伝えすると、離乳食時期に赤ちゃんが野菜を食べないのは当然です。

むしろこの時期に何でもパクパク食べる子の方が珍しいんじゃないかなと思います。

 

そして、ひと口に野菜と言っても個人差は多少あるにせよ、食べない野菜にはある共通点が伺えます。

離乳食初期で最初に始める野菜で代表的なものはカボチャかなと思いますが、あの甘味と舌触りやテクスチャによる食べやすさからカボチャを拒否する子は現にあまりいません。(※たまに甘味が苦手が子があまり食べなかったりはありますが、レアケースです。)

拒否になりやすいのは人参やほうれん草、小松菜といったような、素材そのもので勝負して美味しいとは言い難い食材なのではないでしょうか?

かぼちゃと比べても苦味や酸味などの癖があるような食材ですね。

味付けの幅が限られている初期(5〜6ヶ月)にはこれらの苦味や酸味、エグ味を感じさせないように完全に掻き消すのはとても難しいことかと思います。

大人は食べ慣れてるから人参甘いよ〜?とか思うけどね笑 何十年食べつけてきた大人の出来上がった味覚とは違って味覚もちゃんと赤ちゃんなんよね。

2.離乳食で野菜を食べない本当の理由は?

赤ちゃんが食べない野菜について解説しましたが、お察しの通り野菜を食べない主な原因はその食材そのものの味です。

じゃあどうすれば食べるようになるのか?をお答えする前に、何故特定の野菜を赤ちゃんが拒否するのかを栄養と発達の2つの視点でもう少し深掘りしていきます。

赤ちゃんが生きるために本能的に備わっている『能力』

赤ちゃんが生きていくために働く機能や能力。それが個々の食材と対峙した時の食べる・食べないに関わっています。

離乳食で好き嫌いが起こる赤ちゃんの本能
  1. 糖・タンパク質・脂質の三大栄養素を欲する
  2. 苦味・酸味などの毒物に似たものを避けようとする

 

出汁の記事でもお伝えしましたが、糖・タンパク質・脂質は生きるために必要なエネルギーの軸となる栄養素です。

特に糖を多く含むものは母乳から馴染みのある甘味を感じさせてくれるため、野菜の中でも糖分の多いカボチャは体に必要だと判断されて受け入れられやすくなっているわけです。

 

逆に苦味や酸味を感じやすくなってくる6ヶ月頃には、毒物を口にしないように防衛本能が備わってきており、苦味を感じる野菜には当然のように拒否反応が起こります。

https://www.city.naruto.tokushima.jp/_files/00137720/nyuji06.pdf

野菜に含まれているビタミン・ミネラルなどの栄養素が体に必要ないわけではなく、通常であれば足りてない栄養素を体が欲するようにはなるのです。

ですが、母乳やミルクからそれらの栄養素を一部得ていることや、味付けの制限があること、毒物を拒絶する本能も相まってこの時期は野菜を拒否するようになってしまうというのが本来の理由かと思います。

離乳食でもう既に偏食が起こっているわけではない

生きるための機能によって食べる食材が大体決まってしまうのは理解してもらえたかと思います。

赤ちゃんの頃から好き嫌いがあって既に偏食が始まっているわけではないの?味覚はもう出来上がってる状態?

もちろん本能的な部分とは別で赤ちゃん個人のこだわりからくる好き嫌いはありますし、食材の柔らかさ、硬さなどのこだわりがある子も数多くいます。

しかしそういった食材そのものの食感の好み以外で起こる野菜の味に関する好き嫌いは偏食ではなく、先ほどお伝えしたように毒物を口にする危険を避けるための防衛本能なことが多いのです。

なので、卒乳する時期に食事として自然と栄養素として受け入れてくれる(あくまでも可能性の話ですが)体制は整いますし、1歳前後からは脳の発達や情報収集のために何でもかんでも口に入れる時期がやって来ます。

何でも口に入れる時期に野菜を食べるようにはなるかもしれないですが、成長したら味を理解して好き嫌いでの拒否がまた始まるので、本当の食育はそこからが本番スタートなんです。

なので赤ちゃんからの偏食はあってないようなもので、まだまだ先は長いので野菜を拒否しているくらいであればそこまで気にしなくても大丈夫です。様子見て味に慣れさせつつ、長い目で見守ってあげてもらえたらと思います。

野菜を食べれるようにするためにできることは?

とはいえ野菜を出来れば食べさせたいと思う方もいるかと思います。

私としても食べないからといって全く出さないのは少し悪手かなと感じています。

授乳量が減ってきた時に(完全母乳は特に)フォローアップミルクの活用などをかなり意識しないと、与えていない食材から不足してくる栄養素がどうしても出てくるからです。

野菜以外にもアレルギー対策であまり食べさせてない食材とか単に食べないものもあるだろうから授乳量減る時期は栄養バランスほんと注意してね…フォローアップ飲ませてね…(ここで話せんけど自身は怠ってすごく後悔していますので…泣)

100%絶対に食べてくれる方法なんてものは無いですが、離乳食時期でも野菜を食べてくれる可能性が上がるように下記の工夫を施してみてください。

  1. 使える調味料が増える時期に(8ヶ月以降)味付けを変えてみる
  2. 分量を加減して好きな食材、あるいはミルクに混ぜる
  3. 数種類の野菜スープで野菜出汁から慣れさせる(※コンソメが使える時期〜)
  4. 味の癖のある食材は癖を消す下処理をするorベビーフードを活用する
  5. 片栗粉でとろみを付けてみる

初期(5ヶ月〜6ヶ月)にはあまり手立てはありませんが、中期以降であれば使える食材や味付けのバリエーションが増えてくるので『砂糖・出汁・脂』を上手く組み合わせて活用し、調味料と共に取り入れてみてください。

また、味の工夫でダメな場合には食材そのものの食感、硬さなどのこだわりの面で拒否している場合もあります。

よく食べ進める食材と比較してテクスチャが食べにくくなってはいないか観察してみてください。

初期〜中期であれば片栗粉でとろみを付けるとおおよそは食べやすくはなるので活用してみてください。

離乳食時期から野菜を食べれるように躍起になる必要はない

後は気持ちの面で楽になるためには「何故野菜を食べさせなければならないのか?」も今一度振り返って考えてみてください。

野菜の主な栄養素のビタミン、ミネラルは含有量の差はあれどどんな種類の野菜でも含まれています。

特定の野菜を食べれずとも他の野菜で補うこともできます。極論をいえば果物にもビタミン、ミネラルは含まれます。そちらから補う手もあります。

果物を与える場合は甘味が強いので糖に依存して好みがお菓子などの加工食品に移行しないようにだけ注意しましょう!

もっと極論をいえば、まだ母乳やミルクを十分に摂取している時期に躍起になる必要もありません。

母乳及び乳児用調製粉乳の成分組成と表示の許可基準

特にミルクには母乳よりもビタミンを多く配合していますから、卒乳手前までは栄養素の面では野菜を食べれなくても心配いらないので焦らなくても大丈夫です。(※母乳の方は授乳量に応じてフォローアップミルクの使用を推奨しています。)

今後の食事のための練習程度の気持ちでゆるく向き合えればOKです。

3.離乳食中や後に野菜を食べるようになった体験談

野菜を離乳食の間に食べるようになった事例をご紹介します。

何かに混ぜたり、スープだと食べたり、BFなら食べたりとその子によって受け入れ方も違ってきますし、野菜の好みも様々なようです。

また、離乳食が終わってから一時的にでも食べるようになった事例や、逆に離乳食時期に食べていて急に一部食べなくなった事例もあります。

 

https://twitter.com/tnsnbaby/status/1451408186506842120?s=61&t=XVnpHspklXiJj6q1mWVuzA

https://twitter.com/ucgn8sb3/status/1720477426948665515?s=61&t=TbHE06CcyjVhr5T1A7hEug

https://twitter.com/nanakusa1203/status/1682192290088128512?s=61&t=tcfrAR4hTE6nSN0Q9XfXqg

https://twitter.com/togarashineko/status/1722326029262303435?s=61&t=WloqWJG5GPMLCkxJqtv5aw

 

https://twitter.com/thisisnitsuco/status/1724308493589680540?s=61&t=hy6kLxWZGTH6agGU4pMVYw

https://twitter.com/maruimono00/status/1651428676263870471?s=61&t=zNCrakcanm0fIp2y3D1kLw

https://twitter.com/rokinblues33/status/1069740621546450945?s=61&t=IgpcXGRMPhrjk98U5gRdUw

 

https://twitter.com/anne89tj/status/1722928837904974314?s=61&t=ALDywuoMldUR-HT9isthqQ

https://twitter.com/by_chibipen/status/1728398390420197593?s=61&t=-36gtCjPNgQYrrBuW9GUew

https://twitter.com/yuzulemon_salt/status/1724811049730445502?s=61&t=CvmWgNdPrkGZsgp7ieum7w

まとめ:離乳食で野菜を食べなくても大丈夫

結論、ミルクでビタミンなどを補えている間の離乳食では野菜を食べなくても栄養面で心配することはありません。

しかし今後のためを考えると、全ての野菜を食べれるようになっている必要もないですが、何か一つ二つでも好みの野菜を見つかっていると安心ですね。

それも難しそうであれば具材を抜いた野菜スープだけでも受け入れてもらえれば、少ない量ではありますが溶け出した栄養素は摂取できるかと思います。

野菜ジュースで摂取は楽だけど出来たらスープで栄養摂ってあげれたらと…もちろん親御さんが頑張れる時でいいんで…!

今がどのような状態であれ、子どもの偏食時期は必ずと言っていいほど変動するので、焦らず長い目で向き合ってもらえたらと思います。

この記事が何か少しでもご参考になりましたら幸いです。