離乳食

【離乳食拒否】赤ちゃんが離乳食を食べない7つの原因とは?状態別の対策も解説

こんにちは!栄養士のてばさきです。

この記事では離乳食を食べない原因を状態別で解説します。

実際に当てはまるかどうか見ていただくと、今後の離乳食拒否の改善へ向けての参考になるかと思います。

「自分の子は何で食べないのかな?」を深く考える機会にしてもらえると幸いです。

 

離乳食を頑張って作ってはいるけど、全然食べない… なんでこんなに食べないんだろう?理由がわかるなら少しは気持ちが楽になるのに…

 

離乳食を食べないと焦ったり悲しかったり、憤りを感じたり情緒が安定しなくて疲れてしまいますよね。

毎日本当にお疲れ様です…超頑張ってます…私は知ってます…(何を)

 

離乳食以外でもそうですが、赤ちゃんは言葉を話せない分、意思疎通が出来なくて悩むことが多いですよね。

離乳食を食べない理由はその子によって様々です。

中にはそんな理由で…?!みたいな事もありますから、なかなか気づかなかったりもします。

実際に試していかないと分からない部分ではありますが、色んな事例を知ることで我が子に当てはまるかどうか少しでも見極めることが出来るかもしれません。

離乳食を食べない理由において考えられる主な原因を7つご紹介します。

それぞれの対策もありますので、今一度お子様と照らし合わせて改善への道筋になると嬉しいです。

1.離乳食を食べない原因 【7選】

離乳食を食べない理由として考えられる原因は主に7つあります。

離乳食を食べない原因
  1. 味が薄い、美味しくない
  2. 食材の硬さや形状が気に入らない(柔らかすぎるほうに原因ありがち)
  3. 唾液の分泌が足りておらずまだ飲み込めない(※初期)
  4. 食事に興味がない、少食
  5. 食事よりもとにかく遊びたい
  6. スプーンなどの質感が気に入らない
  7. 食事よりもとにかく母乳、ミルクが大好き

個人的な肌感覚にはなりますが、上から順に原因となっている可能性が高くなっていると思います。

味・食べやすさ・発達の程度・興味・こだわりが主な要因となり得るでしょう。

また、考えられる要因はこの限りではありませんので、新たな情報も得たら追記しておきます。

うちの子はこういう感じで食べないよ〜などあったらお気軽にコメントください

2.離乳食を食べない理由と対処法

離乳食を食べない原因が色々あるのは分かったけど、当てはまるものが分からないですよね。

離乳食のどの時期かによっても原因は変わってきますし、複数の要因で食べなくなっていることもあるので原因とともに解説していきます。

1.味が無い、美味しくない

離乳食を手作りで用意している場合にありがちなのが、味が無く、単純に美味しくないから食べないというものです。

これは離乳食初期(5ヶ月〜6ヶ月)のまだ始めたてのシチュエーションで起こりがちで、素材の味を与えるために調味料を全く用いず、味が無いことが原因で食べないといったものです。

この時期には既に甘味(糖分) 、うまみ(たんぱく質) 、脂質の味覚形成が出来上がってきているので、赤ちゃんでも美味しいものとそうでないものの味はしっかり分かっています。

4ヶ月〜7ヶ月【味覚形成】本能的に好きな味覚(生命維持の基本的味覚)
⇨・甘味(糖分)、うまみ(たんぱく質) 、脂肪

人間はどう発達していくか~発達に合った食のすすめ方~なぜ人間は離乳食の段階を踏まねばならないかより引用

 

身に覚えがある方は一度味見して確かめてみてください。

ベビーフードは意外と味が付いているので食べ比べるとより分かりやすく味の違いを確認できます。

離乳食時期の味付けの濃さの基準もわかるしね!

味付けは離乳食初期(5ヶ月〜6ヶ月)からでも使えるかつお出汁(旨味であるタンパク質)が非常におすすめです。

下記記事に詳しく書いていますが、今後の食育の観点から見ても出汁の味付けはマストです。まだ使ったことなかった方は是非試してみてください。

※リンク挿入

2.食材の硬さや形状が気に入らない

食材の硬さやサイズ感に問題がある場合ですが、これまたややこしいんですが要因が2通りあると考えています。

食材の硬さ、形状が原因の場合
  1. 発達に合っていない
  2. 赤ちゃん個人の食感のこだわりがある

①発達に合っていない

基本的には口の構造の発達段階に合っていないのではないか?をまず初めに疑ってください。

なお、離乳食初期(5ヶ月〜)の初回の場合の拒否もこれにあたりますが、形状云々の話からは外れるため後述します。

時期による口の構造の発達段階と適切な形状は以下を参考にしてください。

離乳食初期(6ヶ月)

形状:ドロドロ

唇閉じ食べ⇨舌食べへの移行時期

離乳食中期(7ヶ月) 形状:舌でつぶせる固さ(ぽってり)

舌食べの時期。

  • 舌を下から上に上げ、食物を上あごに押しつぶして砕く
  • 舌の運動は、前後上下運動
離乳食中期(8ヶ月) 舌食べ⇨歯ぐき食べへの移行時期
離乳食後期(9ヶ月) 形状:歯ぐきで食 べられる固さ (指で軽くつ ぶせる固さ) ・煮物をつぶ さず与える (もぐもぐ)

歯茎食べの時期。

 

発達に合ってない場合のほとんどが離乳食を進める時期がお子様の発達に比べて早いパターンが多いと思われます。

えづいたり飲み込みづらそうだったりで吐き出すようであれば食材が少し硬いのかもしれません。

吐き出す理由には味や食の好みが原因になってるパターンもあるので見極めるのが難しい部分ではあります。

味付けはまず出汁でやってみること。8ヶ月以降になると苦味や酸味など本能的に嫌う味覚の形成が出来てくるので、野菜などの特定の食材の拒絶は自然な反応であることを心得てから、食材の状態が合っているか判断するといいと思います。

 

②赤ちゃん個人による食感のこだわり

発達には合っているはずなのに嫌がられる場合だと、単なる赤ちゃんの好みが影響している可能性があります。

厳密に言えば全く無関係なものとそうでないものはあります。特定の味や食材(特に野菜)に拒否反応を示すのは本能的に嫌う味覚 (毒物発見のための味覚)の発達によるものです。

発達とは関係ない部分の好み、こだわりの話でいうと、赤ちゃんの個人差で柔らかい食感が好きor固い食感が好きで大まかに分かれている場合です。

この場合は先ほどとは逆で離乳食を進めるタイミングがお子様にとっては遅れているパターンが多いです。(発達が要因の場合も、好みが要因の場合もどちらも有る)

べーーっと吐き出す場合は(味が原因な事もあるが、)食材が柔らかすぎて不快感を感じているのかもしれません。

極端に食感を変えるのは気をつけなければならないですが、お子様の意欲を優先してあげて大丈夫なので安全を確保しつつ、様子を見ながら先に進めてあげてください。

体の発達に合ってなければ下痢になったりするので便の状態は要チェックです!

3.唾液の分泌が足りておらずまだ飲み込めない(※初期)

離乳食初期(5ヶ月〜6ヶ月)の始めたての場合だと、これも口内の発達が要因で唾液の分泌がまだ足りていないなどが原因で飲み込むことができないのかもしれません。

離乳食のテクスチャ(初期はドロドロ)を見直し、出汁で味付けしても飲み込んでくれない場合には一度中断してまた6か月以降に再開してみてください。

また、舌で押し出してしまう場合は舌挺出反射と呼ばれる原始反射がまだ残っている可能性があります。

誤飲などを防ぐための本能で、消失時期は(4〜6ヶ月頃)となるので反射が出なくなるまで待ちましょう。

 

離乳食の中断に関しては下記の記事で詳しく解説しています。

【一時中断】離乳食食べなくて疲れた…もう作るのもつらい。食べる時期まで待機でもOK こんにちは。栄養士のてばさきです。 この記事では離乳食に疲れ果ててしまった人に一度手を止めて、心身共に休憩できるように食べ...

4.食事に興味がない、少食

味や発達とは全く無関係の「興味・関心」の話になりますが、食に興味がなく元々少食という個性が要因のパターンもあります。

食欲の有無には遺伝の要素がかなり関係しているようで、親御さんのどちらかが少食、あるいは幼い頃少食であった場合に起こり得ます。

下記はセロトニン(幸せホルモン)の分泌が遺伝に関連するという報告論文です。(※心配になりすぎず、遺伝の要因の根拠になってる例として参考程度にみてね!!)

神経性無食欲症(AN)は,若年女性に多く見られ,近年, 低年齢化が進んでおり,小児科外来を受診することも多い.本症の発症原因についてはまだ不明の点が多いが,最近,神経伝達物質セロ トニン系の異常が関与することが示唆されている.

特異なセロトニントランスポーター遺伝子アリルを持った神経性無食欲症(AN)の1 例
―AN発 症機序解明の新しい手がかり―より引用

 

こういった元々の食欲が要因の場合だと、栄養的な面と同時に医療的な観点から考えなければならない事もあるため、あまりにも食べなくて不安な方は保健所などの専門の機関にご相談することをおすすめします。

しかし基本的には、体重減少がない場合や体重が成長曲線の範囲内であれば、心配しすぎなくても全然大丈夫です。

また、少食時期を同じように経験したご自身(または配偶者の)親御さんに一度相談してみるのもおすすめです。何かヒントが得られるかもしれません。

成長と共に食べるようになってくる場合もあるので、心配しすぎないようにね…!ちなみにただの偏食の場合は味覚の発達によるものなんで全く問題ないです。

5.食事よりもとにかく遊びたい

こちらもお子様の「興味・関心」の話になりますが、少食とはまた少し違って、食よりも遊びなどの別の事柄により興味が強く向いているパターンです。

エプロンやスプーンで遊び始めて進まない場合は食事よりも遊びたい!が勝っているんでしょう。

初っ端からブーーっと吐き飛ばしてる場合は飽きや遊びたいだけが要因ではないかもしれないです。前述した味、形状が要因の一部になっている可能性もあります。

この場合の対策として有効なのが、興味があるもの(スプーンやエプロン、食器など)を離乳食前(または普段から)に飽きるまで触らせて好きにやらせておくのが効果的です。

興味がすぐ外に行きやすい子ほど飽きも早いです。食事の内容もコロコロ変えれたらそれもいいですし、お粥に旗を挿してみたり(※安全性は確認して)、見栄えがちょっとでも変化があると違うかと思います。

また、離乳食中大変にはなりますが、親が食べ真似をしたり食事に干渉するなどして他に興味を向けさせないように関わるのもいいと思います。

親が食べている姿を実際にみせながら一緒に食べるのも興味を向けてくれるきっかけになるので、もしできそうなら試してみてくださいね。

興味持ってるものがある程度特定出来ている場合だったら試してみる価値あると思います!

6.スプーンなどの質感が気に入らない

こだわりの部分でかなり見極めるのが難しく、盲点になってくるのがスプーンがお気に召していないパターンです。(※その他食器やお座りチェアが要因のパターンもあります。)

こればっかりはもう本人に聞かないと分からないレベルの話にはなってくるのですが…

基本的には

  1. スプーンの素材を変える(シリコン⇄ステンレス)
  2. スプーンの形状が浅いものに変える(深いと残ってしまい食べづらい)
  3. 親が食べさせている場合は、子が自分で食べられるスプーンを試す

この3点を意識すると上手くいくものが見つかりやすいかと思います。

下記に詳しくまとめたスプーンの記事を貼っておきますのでご参考までに。

私の時はセリアの先が曲げれる緑のシリコンスプーンを使ってました。今もバリバリ現役です。笑
【レア事例?】離乳食を食べないのはまさかのスプーンが原因?変える基準は?こんにちは。元栄養士のてばさきです。 この記事では離乳食を食べないお子様に色々試してきて、もうこれはいよいよ道具ぐらいにしか要因が...

7.食事よりもとにかく母乳が大好き

こちらはとにかくママが大好きでスキンシップ込みの授乳で満たされたい!って気持ちの強く持っている子の場合です。

実際に栄養的には母乳やミルクでほぼ足りてしまっているので、与える限りは食事のほうに興味を逸らすのが難しいかもしれません。

卒乳時期の1歳以降になると自然と量が減ってきて、親の食事に興味を持ったり欲しがったりすることもありますので、時期が来るまでは頑張りすぎないことも大事です。

また、無理に食べさせようと断乳したりするのもおすすめしません。離乳食は断乳するためのものではなく、むしろ母乳の補完食だと考えてみてください。

食べなくて焦る気持ちもとてもよくわかりますが、授乳は赤ちゃんとの尊いスキンシップの時間でもあります。その短い幸せな時間をまず大事にしてあげてください。

完母の場合は後期になるだけフォローアップミルクを利用してください!母乳に含まれない栄養素を補えるので◎

3.離乳食を食べない対処の体験談

離乳食を食べなかった時の体験談を解決できたもの、出来なかったもの問わず、ご紹介します。

上手く対処できた場合もあれば、悩みが複数に渡っていて難しい場合もあります。

 

味が薄い、美味しくない

https://twitter.com/kotsumelife/status/1692364835718357498?s=61&t=7EeKOgpBiBrs5mZAfQrqqQ

食材の硬さや形状が気に入らない

https://twitter.com/_91012319_/status/1716974995426148712?s=61&t=k73vJmVDVeBE3mboeNZyVw

https://twitter.com/gyogyogyogyoza_/status/1719849729578938692?s=61&t=z2qBQ8KXaBCkrQOxxmZwtg

https://twitter.com/nasubiomusubi/status/1552308730993455104?s=61&t=0rsQXenVVmf993KtQZOpLg

唾液の分泌が足りておらずまだ飲み込めない(※初期)

https://twitter.com/akanon14061915/status/1712314910200500679?s=61&t=zn70gdxMUSN7wMKPTxqoJQ

食事に興味がない、少食

https://twitter.com/mamaachamo/status/1715637581113893057?s=61&t=XsA0tUFSbKEa7Dtx4K1k6A

https://twitter.com/mga2chzgk48p930/status/1647927227819134978?s=61&t=Vv4QUPZ8J4y0FVKUqvIJ_A

https://twitter.com/jin_add/status/1179570440512999424?s=61&t=Q8YtbP7-PmzT-ga-Obx7Tg

https://twitter.com/vlf6ap/status/1287952949210001408?s=61&t=EuvNCmhVoS5nFPat7EytBw

 

食事よりもとにかく遊びたい

https://twitter.com/318ux_xu318/status/1715681843796922832?s=61&t=mOIKAOi9dx28TLz5Ox6_pw

スプーンなどの質感が気に入らない

https://twitter.com/yutori_shuhu/status/1390146356786782208?s=61&t=OEtpj4uHP1g3sQFxK9oBXw

https://twitter.com/pino_penu/status/1633242800102981634?s=61&t=JfUQDD2K6o_C16l6DQ9Nmw

食事よりもとにかく母乳、ミルクが大好き

 

まとめ:離乳食を食べない原因はその子によって違う

結論、離乳食を食べない原因は味・食べやすさ・発達の程度・興味・こだわりが主になっています。また、これらが複数に渡っている場合もあり得ます。

なかなか見極めるの難しいかもしれませんが、当てはまる部分が少しでもあれば、そして理由をなんとなくでも知ることが出来れば、解決に向かわずとも気持ちが楽になっていくかもしれません。

離乳食の時期はほんの一瞬で、時間が解決する場合が多いです。

「それっていつ??今が辛いのに!」という気持ちになるのもすごくわかります。

一人で抱え込まずに、頑張りすぎずに、パートナーや周りの人、経験のある親御さんに頼ってくださいね。

それがどうしても難しいのであれば、私でも結構です。コメントお返しします。たくさん吐き出してください。

そしてまた、解決に向かうかは色々試してみないと実際にはわかりませんが、お子様と向き合って育児を楽しめることを願っています。

全ての親御さんに幸あれ…子育ては尊いんや…ありがとう…国に代わってありがとう…