こんな疑問に答えていきたいと思います!
本記事の内容
- 子育て親目線で考える持ち家のメリットデメリット
- 賃貸にない持ち家の最大のメリットは【精神的安定】
- 老後を安心して暮らしたいなら持ち家を検討すべき
新築一戸建てを購入してから約2年、子どもが生まれてからは僅か9ヶ月になります。
ご近所さんも子持ちの家庭ばかりで、時々助けてもらいながらとても楽しく暮らしています!
これまで賃貸暮らしだった家庭も、子どもが出来ると持ち家を検討し始めると思います。
コスト面や旦那さんの職場のことなど考えるべきことは多々ありますが、正直言って子どもがいる家庭にとってマイホームを持つことはメリットだらけだと感じています。
【持ち家に住むことで得られるメリット】や【持ち家のデメリットとその解決策】、【家族にとってのマイホームの在り方】などを実際に持ち家で暮らす、ママ目線で考えてみました。
記事を読み終わる頃にはあなたの暮らしについての新しい価値観が得られるはずです。
Contents
子育て親目線で考える持ち家のメリットデメリットとは

結論を言いますと、子どもがいる家庭は持ち家のほうが比較的メリットが大きいと私は考えます。
特に恩恵を受けるのは子育てしている期間(約20年間)なんですよね!
子育て中は何かと気掛かりなことや手間が増えていくもの。
賃貸暮らしだと難しい子育て家庭にとっての持ち家メリットをまとめてみました。
子育て世帯の持ち家メリット6つ
子育て世帯の持ち家メリットは6つあります。
- 騒音を気にしなくて済む
- 家にイタズラされても家庭内で解決できる
- 庭を自由に使える
- 気兼ねなく物を増やせる
- 子ども部屋を用意できる
- 将来的に子どもための資産になる
1:騒音を気にしなくて済む
子どもがいるとどうしても避けては通れない騒音問題。
賃貸で子育てしていると特に気掛かりになる点だと思います。
具体例
- 赤ちゃん〜幼児期の泣き声
- 大きな声(話し声、笑い声)で騒ぐ
- 走り回った時の足音 など……
お隣さんや下の階の方が子どもの声や音に寛容な人(もしくは同じ子持ち家庭で理解のある人)であれば良いのですが、それでも常に気遣って生活していくことになるでしょう。
小学校高学年を過ぎると徐々に落ち着いてくるとはいえ10年もの長い期間ご近所さんに気を遣わなければならないのはあまりに大変ですよね。
必要以上に子どもを叱ったり我慢させないといけない部分も出てくるかもしれません。
2:家にイタズラされても家庭内で解決できる
賃貸はいずれ【返却】しなければならないため、なるだけキレイに使用しなければなりませんよね。
家主が損害を受けたと判断すれば、退去時に修繕費用の請求をされる場合があります。
具体例
- フローリングに傷
- 障子やクロスの破れ
- 壁に開けた穴 など……
ですが子どもがいるとどれだけ気をつけていても、注意していても、修繕が必要なほどにめちゃくちゃにされることはよくあるんですよね…
持ち家なら修繕するもしないも自分達で決められますし、【絶対に汚してはいけない】と神経を尖らせずに済みます。
3:庭を自由に使える
持ち家の特権とも言えるのが敷地内の庭を自由に使えること。
庭と言うとどうしても【芝生や家庭菜園のできる場所】と思いがちですが、ここで言う庭はコンクリートだと思ってください。
最近だと手入れが簡単なコンクリート庭が人気ですよ。
自由に使用できる敷地って子持ちの家庭には本当に便利なんですよね。
具体例
- 玄関に近い場所に駐車場
- 複数の自転車を置ける
- ビニールプールでいつでも遊べる
特に車なんかは子どもが出来るとほぼ必須アイテムになります。
車で寝てしまった子どもを抱っこして家まで運ぶことも多々あるので、家の前に駐車場があるのは非常に便利です。
あと、子どもに人数に比例して自転車も確実に増えます。
自転車がどれだけ増えようとも敷地内に置けばOKです。
夏場はビニールプールで遊べるのも魅力ですよね。
子どもがいる近所のママさんはよくやっています。お出掛けせずともしっかり遊べて良いみたいですね。
4:気兼ねなく物を増やせる
持ち家の良いところは何と言っても馬鹿みたいに物が増やせること!!
子どもが出来ると嫌でも物が増えてきます。
- ベビーカー
- バウンサー
- ベビーサークル
- バンボ
- おもちゃ、絵本 など…
5:子ども部屋を用意できる
持ち家の特徴として素晴らしいのは複数の部屋を所有できると言う点。
小さいうちは良くても、成長するにつれて子ども部屋の必要性は徐々に高まっていきます。
具体例
- テスト前や受験期など限られた期間内に集中しなければならない勉強部屋
- 親が居なくても一人でも寝られる寝室
- 部屋の片付けや掃除など自立心を育てる空間
6:将来的に子どものための資産になる
持ち家は将来的にある程度の資産となります。
自分達のための資産という意味でも、子どもに残すための資産という意味でも大きな役割を果たしてくれるはずです。
子育て世帯の持ち家デメリット2つ



子育て世帯の持ち家デメリットは2つあります。
- 気軽に引っ越しができない
- 子どもが巣立った後部屋が余る
1:気軽に引っ越しできない
当然ながら家を持つと言うことは住む場所を変えることがほぼ不可能な状態になると言うことですよね。
考えられるリスクとしては
- 唐突に異動が出て転勤
- 近所に厄介な住人がいる
- 子どもの学校トラブル(イジメなど)
この辺りでしょうか。
解決策
- 転勤・・・単身赴任、転職、家を売却して住み替え
- ご近所トラブル・・・住宅購入前に徹底的にリサーチ
- 学校トラブル・・・事前リサーチ、転校
転勤に関しては予測できない場合があるとは思いますが、家を持つのであれば単身赴任前程で考えておくべきでしょう。
異動の可能性はほぼないけど、家族一緒に過ごすことにこだわりたいのであれば、【ローンが残らないような借り方】や【売却しやすい家の選び方】をするようにしましょう。
もし家を探すのであれば、ご近所さんのリサーチは入念にしておくべきです!!
うちみたいに分譲住宅でみんな新規の子育て世帯だと、似たような雰囲気の家庭が集まるので厄介な人に当たることも少ないでしょう。
近所のリサーチと同時に通う予定の学校の雰囲気もチェックしておくと良いと思います。
2:子どもが巣立った後部屋が余る
家族が増えることで部屋の多くて広い持ち家を考えるわけですから、子どもが巣立った後は当然夫婦2人で暮らすことになりますね。
子ども部屋に使っていた部屋が余ってしまい、夫婦2人だと使わない部屋が出てきます。
しかし考え方次第では余った部屋を有効活用できるとも言えます。
解決策
- 広すぎる家を買わない
- 趣味部屋として使用する
そもそも大きすぎる家を買わないように気をつけることも大事ですが、おすすめなのは趣味部屋として使うプランを立てておくこと。
子育て中はゆっくり趣味を嗜む時間もありませんが、老後は時間がたっぷりあります。
無趣味の人でも新しく挑戦したいことが増えるかもしれません。
趣味部屋アイデア
- 映画鑑賞部屋
- 読書部屋
- 洋裁部屋 など…
子どもを優先するなら持ち家が良いよ
子持ち世帯にとっての持ち家にもメリット・デメリット両方ともありました。
しかしながらそのデメリット以上に受けられる恩恵のほうが大きいのも事実です
メリット
- 騒音を気にしなくて済む
- 家にイタズラされても家庭内で解決できる
- 庭を自由に使える
- 気兼ねなく物を増やせる
- 子ども部屋を用意できる
- 将来的に子どもための資産になる
デメリット
- 気軽に引っ越しができない
- 子どもが巣立った後部屋が余る
賃貸にない持ち家の最大のメリットは【精神的安定】

持ち家のメリット・デメリットを複数挙げてみましたが、私が考える持ち家の最大のメリットは【精神的な安定】です。
持ち家は夫婦にとっても家族にとっても心を安定させてくれる唯一の場所なんです。
持ち家が心の安定に繋がる理由
- 夫婦は老後も暮らせる永遠の住処(すみか)を得られる
- 子どもはいつでも安心して帰ってこられる実家を得られる
まず、私達夫婦にとっての持ち家は、【ローンの返済が終わり】、【住むためのお金が出て行かない】状態……という意味で金銭面での精神的な安心感があります。
後は、子ども達が大人になっても気楽に集まれる場所……実家を得ることができます。
子にとって持ち家が精神安定になる具体例
【実家があること】が子どもにとって精神的安定に繋がる具体例を、子が【女の子】と【男の子】の場合に分けて考えてみました。
娘がいる場合
- 妊娠したら里帰り出産をしに実家に帰ってくるかも……
- 結婚相手と上手くいかず離婚、孫を連れて実家に帰ってくるかも……
女の子だといずれは結婚し、家を出て、住み慣れていない土地で新生活を始めるパターンが多いです。
「やれやれ、やっと長い子育てが終わったんだな……」
なんて安堵して、夫婦で暮らせる狭い賃貸に住み替えた後に孫が出来たらどうでしょうか?
数ヶ月の間とはいえ狭い賃貸、しかも泣き声を周りに気遣わないといけない環境で「里帰りしにこっちに帰っておいで」なんて言えない…
子どもが小さい間だけもう少し広い賃貸に住み替える??でもそれっていつまでだ??
それにもし離婚したりなんかしたら家が広くないと助けてあげられないし…どうしよう…
なんてことになり兼ねないと思いませんか?
息子がいる場合
- 金銭的な事情でしばらくお嫁さんと一緒に同居することになるかも……
- 賃貸住みの親を心配して放っておけなくなるかも……
男の子だと結婚してもそのまま一緒に暮らすパターンもあるかもですし、家を出て新しく新居を構えて2人で暮らすパターンとあると思います。
折角恵まれた縁なのにお金がないことで結婚を諦める(遅らせる)くらいなら、しばらく一緒に同居してお互い貯蓄に励める環境を与えてあげたいな…
でも賃貸だと家賃もかさむし一緒に住むのは厳しい…何もしてあげられないってもどかしいな…
賃貸暮らしで家賃が取られていくのを見兼ねて息子が建てた家に一緒に住もうと言ってきた。嬉しいし甘えたいけど、お嫁さんからしたら死ぬまで同居なんて絶対嫌でしょうに………
息子夫婦に迷惑かけたくないし、今までのように良い関係性を保っていたいな。
家賃キツいし、息子と孫と一緒に暮らしたいけど我慢して断らなきゃ…
こんな心情になるかも…と思いませんか?
しかし、持ち家があることでこれらの起こり得るパターン全てを解消することが出来ますよね。
持ち家は家族が集まり安心できる心の拠り所
結局のところ、子どもが家を出たからといって計画通りに狭い賃貸にホイホイ住み替えるって出来ないんですよね。
しばらくは家に帰ってきても良いように広い賃貸に住んでそうじゃないですか?
そうなると最終的に家賃がかさんで、持ち家のコストよりも高くなっちゃいます。
私達夫婦にとっても、広さを気にせずに集まってくれる持ち家のほうが、子どもや孫に会える回数上がりそうなのが良いですよね。
老後を安心して暮らしたいなら持ち家を検討しよう

家族にとっての持ち家の必要性は理解してもらえたかと思います。
最後に考えるのは私達夫婦にとって安心して暮らせるのは賃貸なのか持ち家なのか?という問題。
結論を言うと、老後の準備としてもマイホームを所持するべきだと私は考えます。

理由としてはシンプルで、
あてにならない年金から家賃を払い続ける未来はあまりにリスクが高い
ということです。
老後資金2000万円問題は賃貸暮らしにとっては死活問題
老後2000万円問題をご存知でしょうか?
2019年6月に金融庁が発表した報告書が話題を呼びました。
その報告書には以下のような記述があります。
夫 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの無職の世帯では 毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ 20~30 年の人生があるとすれ ば、不足額の総額は単純計算で 1,300 万円~2,000 万円になる。この金額は あくまで平均の不足額から導きだしたものであり、不足額は各々の収入・支 出の状況やライフスタイル等によって大きく異なる。当然不足しない場合も ありうるが、これまでより長く生きる以上、いずれにせよ今までより多くの お金が必要となり、長く生きることに応じて資産寿命を延ばすことが必要に なってくるものと考えられる。金融庁「高齢社会における資金形成・管理」より引用
つまり、“長生きする君達世代は年金だけじゃ足りないから2000万円くらい貯蓄してね!自己責任だよ!”ってことですね。
賃貸は家賃を払い続ける。持ち家は資産になる。
長生きし過ぎて老後資金の資金が足りなくなる未来…
そんな中、年金から家賃を払うのはかなり厳しくなるでしょう。生活に困ることもあるかもしれません。
でも、もし年金受給開始までに【住宅ローンの返済が終わった持ち家】があったらどうでしょう?
少なくとも毎月住居費に追われる心配は無くなります。
持ち家を資産として消化する方法として逆住宅ローンという商品もあります。
具体的には“持ち家を担保にして毎月お金(生活費)を借り、自身が死亡する時に家の資産価値が0になる”というもの。
家を売らずに住み続けられると同時に、家を現金に変換できると考えると持ち家で生活苦になることは考えられません。
老後も安心して暮らせる持ち家を得るために気を付ける5つのポイント
老後のための持ち家選びのポイント
- 家賃>毎月返済額となる借入額でローン返済する
- 土地価格、立地を重視して資産となる家を探す
- 中古も検討する
- 繰り越し返済を検討する
- 病院や公共施設など便利な場所を探す
最も重要なことは【無理して良い家を買わないこと。】これに尽きます。
どんなに良い家でも、建物の価値は20年でほぼ0になるんです。
ただでさえキツいローンの返済。どうせならなるだけ価値が残るものに払いたいってもんです。
なので、重視すべきは売却時の金額を考慮した【土地の価格と立地】、足腰の弱った老後生活に差し支えない【病院や駅、バス停などの公共施設】を交えた周辺環境ですね。
家賃で年金圧迫はNG。豊かな老後生活を送るために家を持とう
如何でしたでしょうか?
持ち家には賃貸にはないメリットが多数存在します。
- ほぼ不自由なく子育てが出来る環境が作れる
- 時が経っても家族が集まれて、安心して帰れる実家になる
- 老後も安心して暮らせる
金銭的な問題はありますが、子持ちの家庭は一度真剣に考えてみてほしいと思います。
では、またノシ
